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保健師とは

まず始めに保健師とは、厚生労働大臣の免許を受け、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする人のことを言います。

保健師免許を取得するには…

保健師の免許取得には3つルートがあります。まずは4年制大学や4年制の看護系専門学校に進学し、保健師・看護師統合カリキュラムを学びます。留年などなくスムーズにいけば、保健師と看護師の受験資格を4年間で取得することが可能です。2つ目は、3年制の短期大学や看護専門学校へ進学し、先に看護師の免許を取得します。その後1年制の保健師養成学校に通って受験資格を取得する場合と、3つ目として、看護師免許取得後4年制大学の3年次に編入し、保健師養成課程を学ぶ場合があります。3つ目の場合は保健師免許取得までに最低でも5年はかかります。いずれにしても保健師免許の前に看護師免許を持っていることが必須条件となります。保健師免許取得を検討する際には、学校選びも重要ですが、ゆとりをもって学びたいのであれば、5年間かけてじっくり学んでいくのもいいと思います。

保健師の今後は…

現代の日本は少子高齢社会と呼ばれ、高齢化が急速に進むとともに、高齢者の医療費もどんどん増えています。また、近年は現代人の不規則な生活習慣を背景に、生活習慣病患者が増えています。そこで今、少しでも医療費を抑え、生活習慣を見直そうと予防医学への注目が高まっています。この予防医学とはまさに保健師が求められる分野であり、保健師の役割の重要性も、今後ますます大きくなっていくと考えられます。

保健師のメリット

では今から保健師のメリットについていくつかご紹介していきます。しかし、今からお話するメリットが保健師として働く魅力の全てではないため、参考程度に考えてください。

①夜勤がなく、看護師よりも体への負担が少ない

保健師は保健指導や健診、電話や窓口相談などが主な仕事になるため、看護師と違って夜勤がありません。また、職場により異なりますが、行政機関に勤めた場合、基本的に土日祝日が休みになります。保健師として働こうと検討している方の中には、看護師として働いてきたが夜勤や残業などが多く、体力的に辛いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、看護師として病院勤めしていると、休日がバラバラになりがちです。家庭をお持ちの方は家族の生活に歩調を合わせるという点では、保健師は都合がいいと思います。

②活躍できる場が広がる

保健師の資格を持っていると、民間企業や保健所、保健センター、大学など看護師より働ける職場が広がります。もちろん看護師と同様、病院やクリニックなどで働くことも可能です。より多くの選択肢があるというのは、とても幸せなことです。看護師の免許だけでは働けない所も少なくないため、可能であるなら、ぜひ保健師の免許取得も目指していただきたいです。また資格をお持ちの方で、保健師として働くか、看護師として働くかお悩みなら、一度保健師に挑戦してみるのもいいと思います。

③福利厚生が充実している

保健所や保健センターなどの行政機関に就職した場合はもちろん、民間企業に就職した場合も福利厚生はしっかりしています。仕事もほぼ定時であがれ、サービス残業があるところは少ないと思います。

また、女性は出産や育児などがあります。職場の理解がないと、なかなか大変です。ですが、特に行政機関に就職した場合、産休や育児休暇がきちんともらえます。また復職もしやすく、長続きしやすいと言えます。

この他にも、社会保障がしっかりしている、長年勤務することにより、かなりの退職金がもらえる、年金の受給が良いなどメリットが挙げられます。

保健師のデメリット

先ほどから保健師の夜勤がなく、体力的に楽な点や活躍できる選択肢が広がる点等良い点ばかりを紹介してきました。しかし良い点もあれば、もちろんあまりお勧めできない点もあります。次に保健師のデメリットについても少しお話ししていきたいと思います。

①給料が少ない

先ほど少し話しましたが、保健師として働くと夜勤というものがありません。そのため、必然的に看護師よりも給料は低くなってしまいます。もちろん、看護師も夜勤手当が月4~5万円ほどつくため給料は高くなりますが、夜勤をしないと、看護師も給料は低くなります。公務員として保健師で働く場合、年功序列で年齢とともに給料はだんだん上がりますが、最近は昇給率が下がっていると聞きます。

ここで、保健師のだいたいの年収を紹介します。市町村保健師の場合、新卒だと300~400万円ほど、30代では400~500万円ほどになります。都道府県保健師の場合、新卒で350~450万円、30代になると500~600万円ほどの様です。また、産業保健師になると、給料は企業によって大分違いがあるようです。行政機関の保健師になると地域の物価や企業の年収を考慮するため、地方よりも都内で働いた方が給料は高くなります。産業保健師は企業の規模によりますが、だいたい大手の企業ほど給料は高い傾向にあります。

②看護技術が発揮されない

保健師になる人の中には今まで看護師として働き、技術を習得してきた方も多いと思います。しかし、保健師という仕事では、看護技術はあまり出番がありません。看護ケアというよりは保健指導や健康相談などが主な仕事のため、指導能力や対応能力、コミュニケーション能力、パソコンのスキルなどが求められます。せっかく身につけた看護技術を活かしたい、看護技術が廃れるのは嫌だとお考えの方、あるいはもっと技術を身につけたいと思っている方には不向きと言えます。

③精神的に辛いこともある

保健師の業務の中には相談への対応があります。相談といっても様々ですが、中には精神疾患の方からの相談もあり、対応が難しいです。自分の意識をしっかり保っていないと、精神疾患の方のペースに巻き込まれ、自分自信が精神的に不安定になってしまうこともあります。またクレームの対応なども行います。

このように、体力的にはずいぶん楽かもしれませんが、精神的に負担がかかることはある程度覚悟しておいてください。

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