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精神科で働く看護師の転職理由

近年高齢者の増加に伴う認知症患者の増加や、現代の日本は人間関係の希薄化により相談相手がいない人や教育の在り方などの変化により精神的に打たれ弱い人が増え、それに伴い精神疾患に罹る人の割合も増加傾向にあります。そして、この精神疾患患者の増加により、精神科看護の分野は需要を増しており、今後も高まっていくと考えられます。

精神科は一般科と違い特殊なイメージが強いです。医療行為というよりコミュニケーションがメインの職場になります。人間関係を築きながら、患者の入院生活、社会復帰をサポートしていきます。一般科では経験できない魅力があり、精神科に興味がある、精神科看護を極めたいという方も多いです。

しかし、実際のところ精神科を離れ別の診療科へ転職した看護師の方も少なくありません。ではなぜ、その人たちは精神科看護師を辞めようと考えたのでしょうか。もし、これから精神科で働きたいと考えている方がいたら、ぜひ経験者の話を参考にし、検討していただけたらと思います

精神科看護師の転職理由

では今から、精神科看護師がなぜ転職を考えたのかをお話していきます。しかし、転職理由は十人十色なので、ここに載せる理由が全てではありません。

①看護技術が鈍る、あるいは向上には不向き

精神科というのは、主に医療行為よりも精神疾患を抱えた患者との関わりがメインになります。そのため特に必要なのはコミュニケーション能力になります。他の診療科と比較すると医療行為はそれほど多くないのです。

資格取得後始めての勤務先が精神科の場合は、なかなかスキルを磨く機会もなく、スキルが身につかないまま時間が過ぎてしまいます。そんな時、他の診療科に勤める同期と比べて焦りを感じます。

また、働く中で精神科の知識だけでは患者さんの状態を把握することが難しいことや急変時に適切な対応がとれないということで、自分の知識や技術などの経験の無さを痛感することも多々あります。そういう時、一般科で知識や技術を学びたい、経験を積みたいと考え、転職を希望する方も少なくないのです。

一方、精神科に勤める前に一般科で勤務していたことのある人は、自分のスキルがこのままでは衰えてしまうのではないか、もう一般科へは戻れないのではないかと考えてしまう方もいるようです。これから先ずっと精神科看護を極めていきたいと考えている方ならいいと思いますが、一般科へ戻りたいと考えている方にとっては、スキルの衰退はやらり転職を考える要因になるようです。

②やりがいを感じられない

精神科で働いている人の口から良く聞かれることが、この"やりがいがない"ということです。精神科は急性期のような緊張感や目に見える結果などありません。精神科に求められるのは、患者さんとの人間関係の構築や、入院生活をサポートしていくことです。一般科のような点滴や処置など看護技術を使い、目に見える回復をやりがいに感じるのであれば、精神科ではやりがいを見出すのはなかなか厳しいものがあります。

しかし、中には患者さんがその人らしく入院生活を送れるよう援助することに非常にやりがいを感じている看護師もいます。向き不向きもあるかもしれません。精神科でもやりがいを見つけられる人は更に極めたいと思うでしょうし、やりがいを見つけられない人は辞めたいと常に口にするようになるのです。

③自分のメンタルが崩壊

精神科看護師の悩みの多くがメンタル面のものです。もともと精神科は体の自由がきく、動ける方が多いこともあり、それ程一般科より身体的な負担は少ないです。しかし、働いていく中で精神疾患患者の訴えを真剣に聞きすぎてしまうと、自分自身の精神的にかかる負担が大きくなってしまいます。

看護師と言えども患者と同じ一人の人間です。患者から暴言を吐かれたら傷つきますし、執拗に何かを訴えてこられると精神的に疲れてしまいます。

特に真面目な性格の看護師さんに多いのですが、精神科で働くうち、自分が精神的に参ってしまい鬱状態になってしまった、精神科へ通院することになってしまったなどの話をよく耳にします。

仕事も大切ですが自分の体はもっと大切です。精神科看護師にとっては特に患者さんとのコミュニケーションは欠かせませんが、自分が精神疾患にかかってしまっては、なかなか働くことも難しくなりますし、そんな状態で仕事を続けないとは誰も思わないでしょう。精神的に追い詰められて精神科を離れようと決意する方も少なくないのです。

精神科への転職を希望しているみなさまへ

今までに精神科の経験がない方だと"精神科患者さんと上手くコミュニケーションはとれるだろうか”"精神的についていけるだろうか"など様々な不安を抱えながら精神科へ転職するかどうか悩んでいると思います。実際働かないと判断できない部分もあると思います。

しかし、就職先の内情を知らないまま転職しては、失敗する可能性が高いです。そのため、求人サイトを活用して職場の雰囲気などを事前に教えてもらいましょう。

人気の転職エージェントである看護のお仕事を利用して利用の職場に出会いましょう。

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