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回復期の求人

まず始めに回復期病棟と聞くとイメージするのは…

  • 患者さんの病状が軽い、急変する患者はいない
  • ケア量の少ない患者さんが多い。ある程度自立している患者が多い
  • 死亡退院する患者はいないだろう
  • 看護師はあまりやることがないのでは?いったいどんな看護をしてるのだろう?
  • リハビリスタッフやソーシャルワーカーとの連携はどんな感じなのだろう?
  • 残業が少なく、定時で帰れるのでは?
  • 病棟の時間の流れはゆっくりではないか?

など関わったことの経験がない人は、回復期病棟における看護師の役割が具体的にわかっていないと思います。

ここのページでは回復期病棟ではどんな看護をしているのか紹介しつつ、回復期病棟に転職することのメリットとデメリットを私の経験を踏まえてお話したいと思います。

回復期について

回復期は脳血管疾患、大腿骨や頚部骨折、廃用症候群などの患者で、ある程度病状が安定した患者が理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)とともに毎日リハビリを行い、日常生活動作(ADL)の拡大・自立を目指して訓練していくところです。患者は脳血管疾患の後遺症で全く体を自分で動かせないような患者から、ADLはほぼ自立しているが後遺症により発語ができない、認知機能や記憶力低下などの原因から普通の生活を送ることが難しい患者など様々な患者がいます。仕事内容は主に医療行為としてバイタルサインの測定を行うくらいで、あとは時々ある採血や点滴くらいです。主な仕事は介護的な部分が大きく、おむつ交換や食事介助、移動介助や更衣などの日常生活動作の支援をしていくことです。

回復期のメリット

回復期では急性期にない魅力がたくさんあります。その中で私は三つご紹介します。

①残業が少なく定時で帰れることが多い。

回復期は急性期に比べ病状の安定している方が多いため、急変することがあまりないです。また、回復期ですから救急には対応しておらず、急患が入院してくることがありません。急性期に勤めていたころは、帰り際に急患が入院してきてその対応に追われ帰ることができない!なんてことも珍しくなかったです。そういった予測不能な展開が回復期では起こらないため、一日の病棟の流れにそって業務をこなしていくと、定時に帰れることが多いです。実際回復期に転職してくる子育て中のママさんナースはほとんど定時で帰れるから回復期はいいわ!と言っています。私自身も仕事終わりに友人との約束を立てやすくて助かってます。急性期では万が一を考えてなかなか予定を立てられませんでしたから。定時で帰れるというメリットは私生活と仕事を両立していくという意味でも、とても魅力的だと思います。

②患者個人に合わせた看護を提供できる。

回復期は患者が一度入院すると月単位(3か月~6か月)で入院生活を送ります。急性期のように入院期間が数日~数週間という短い期間ではないため、より患者自身のことを知ることができ、その患者個人に合った看護を提供できます。看護を提供するにあたり、仕事時間内に業務のゆとりがないとなかなか個別看護の提供は難しいですが、回復期病棟の多くは急性期病棟に比べ業務内容や病棟の1日の流れが毎日あまり変わらないため、動きやすくゆとりをもってケアができます。患者さん自身、リハビリが毎日の仕事になるため、リハビリで病棟にいない患者もいるため、病棟にいる患者にケアを集中することができます。急性期では一日の時間が矢のごとく過ぎてしまうため、なかなか個別看護は難しいと思います。また、回復期なので急変する患者は少なく、ほとんどの患者がADLをUPし、笑顔で退院していくため、とてもやりがいを感じることができるのも良い点だと思います。

③回復期は他職種との出会いが多い

急性期でも他職種との連携が大事とよく言われますが、回復期ではもっと他職種の存在を身近に感じます。特に回復期はリハビリを目的とした患者が入院している病棟のため、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリスタッフが常に病棟のどこかにいます。医師と同じく1番よく顔を合わせる職種です。看護師の職場と言ったらまだまだ男性看護師は少なく、男性医師との出会いに期待する以外全然出会いのない職場です。しかし、リハビリスタッフは男性もたくさんいますし、手に職のある安定した方々ですので、今まで良い出会いに恵まれなかった方は回復期に転職する際にぜひ、良い出会いに期待していただきたいものです。

回復期のデメリット

先ほどから回復期病棟の良い点ばかりを紹介してきましたが、もちろん良い点もあれば、あまりお勧めできない点もあります。デメリットとと言っても、その人のニーズによってはメリットとなる可能性もあります。参考程度に考えてください。

①技術の向上を目指す人にとっては不向き

患者の急変が少ない回復期では、看護業務としてはリハビリを受ける患者への生活支援がメインになってきます。患者の日々のバイタルチェック、たまにある採血や注射等の医療行為はありますが、オムツ交換、食事介助、移動介助が仕事の大半を占めてきます。そのため急性期のように緊急時に必要な対処方法を身につけたい方、またはその能力を向上させたい方にとっては向いていないといえます。また、新卒や第二新卒・若手看護師にとっては、看護師として基本的に身につけておくべきスキルがなかなか身につけられないため、まずは急性期へ勤めることをお勧めします。

②回復期ならではの知識をつける必要がある

急性期で働いているとソーシャルワーカー、ケースワーカーという職種をあまり意識したことがないと思います。しかし回復期では、患者の退院先や諸事情の相談は主にこの職種の方々が携わっているため、この職種がそれぞれどういう役割を果たしているのかを理解する必要があります。

また、診療報酬制度も急性期と回復期では異なっています。急性期ではあまり意識しなかったかもしれませんが、回復期では診療報酬として支払われる医療行為等が幅狭いため、知識をつけなければなりません。最初は覚え、慣れるまで時間がかかるかと思います。

③腰痛が辛い

回復期にはADLのほぼ自立した患者が多いというイメージがあると思いますが、意外とそうでもありません。回復期に入院してくる患者の多くは骨折、脳卒中の後遺症のためのリハビリ目的がほとんどです。そのため、全く自分では動けない人が意外といます。先ほど回復期での看護業務をご紹介しましたが、特におむつ交換、移動介助は多く、腰に負担がかかります。自分の身を守るためのボディメカニクスやポジショニングをきちんと見直すことをお勧めします。

こんな方におすすめ

  • 残業少なく、定時で帰りたい人、私生活と仕事を両立させたい人
  • 自分のペースでゆとりをもって働きたい人、ゆっくりした雰囲気の職場が好きな人
  • 患者とじっくり向き合い、その患者に合わせた看護をしていきたい人
  • 他職種との関わりの中で出会いを求めている人
  • ある程度一日の流れ、仕事内容が決まっている職場で働きたい人

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